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元日本共産党池田市会議員垣田千恵子の日記です。 垣田千恵子のホームページにもリンクしていますのでTOPからご覧下さい。


by chieko_kakita
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合併協議会の疑問その2

 「合併は、あくまで住民が決めるべきもの」というのは当然のことです。
 その住民の意思はどのような形で表明されるのか。
 選挙なのか?それとも住民投票なのか?
 
豊能町長選挙後初の第6回協議会では、町長の合併反対の選挙公約に「なぜ合併協議会を終結といわないのか」という質問が出ました。客観的に見て豊能町民の合併に対する判断は示されたと。おそらく、協議会委員や傍聴者の多数が日下町長の「合併協議会終結宣言」があるだろうと思っていた。しかしそうはならなかった。
 これは第7回協議会の冒頭の動議にも理由のひとつとしてありました。
 豊能町側の協議委員は「選挙での公約は、ダイオキシンや合併だけではない。町民は公約全般を判断したのだから、改めて合併については住民投票すべき」と主張しました。
 
 こと合併問題については3人の候補者が「メリットのない合併には反対」(現、日下町長)「性急な合併には反対」(塩山氏)「ビジョンのない合併に反対」(広瀬氏)と公約しました。投票率56・85%です。みんな合併に反対です。
 一昨日も書きましたが、日下町長がいみじくも「選挙で合併のことに触れないのは賛成なのかといわれたので、メリットのない合併には反対といった」云々と発言しておられます。これは、候補者が(あるいは選挙の陣営が)住民の気持ちを察知して、そういわざるを得なかったのではないかと思うのです。
 また、当選した町長が「さまざまな公約の中の一つだ」といっても、日下町長4628票、塩山氏4485票、広瀬氏2406票で、町長以外のはっきりとした合併反対票のほうが上回っていました。やはり、どうみても、豊能町民の意思は明確ではないかと思います。
 自らの公約を実現するための町長の考え、姿勢については最後まで聴くことは出来ませんでした。

 今回は、合併の方式を巡り対立したため協議会続行は困難ということになりましたが、住民投票前に首長選挙があった場合、住民の意思は確認したと見るべきなのか、それとも住民投票にまで持ち込むべきなのか、ひとえに新町長の采配ににかかっているのか、これこそ、自治法による判断などというある程度の指針がないのでスッキリしないまま終わってしまいました。選挙をした町民の皆さんはどのように判断されるでしょうか。

 日記の形式を変えました。6月からヤフーの日記ツールに変えたばかりですが、過去日記の保存方法でより適切なものが見つかりましたので変えることにしました。引き続きご愛読くださいね。
 
by chieko_kakita | 2004-10-21 09:43