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元日本共産党池田市会議員垣田千恵子の日記です。 垣田千恵子のホームページにもリンクしていますのでTOPからご覧下さい。


by chieko_kakita
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31世紀をめざす町づくり??

 2007年11月7日
 北大阪都市監査委員会事務研修会が箕面市役所3階会議室で行なわれました。北大阪というのは監査の場合、北摂7市と一部事務組合の、8監査委員会を指します。
 演題は「これからの監査委員のあり方」。講師は、31世紀トータルプランナーという肩書きの若泉征三氏です。

 なぜ、21世紀ではなくて31世紀なのかについて
 若泉氏は福井県今立町議会議員を1期経験した後、1983年、37歳で全国で一番若い町長になり、その後4期に渡って町長を務められました。町長在任中は「31世紀へ向けて町づくり」が全国的に注目されたそうです。要するに1000年先を見据えるということなんでしょう。
 今もって、「31世紀トータルプランナー」という肩書きを使っておられるということは、千年持続するまちづくりというのが氏の政治信条かと思います。

 講演の中では、地方分権や三位一体改革、官僚支配の政治と財界との癒着構造、長期政権の問題、さらには指定管理者制度、障害者自立支援法などに、批判的な発言が多かったのは地方の首長を経験されてきたことや、民主党の国会議員だったことから実体験に基づくものだからでしょうか。

 部分的に私は共感するところが多々ありましたが民主党の小沢問題では、「党首会談で新テロ特措法で合意するのは当然」と言っておられました。その理由として「毎年アメリカから年次改革要望書が出されている。郵政民営化、裁判員制度、医療保険の株式会社化、がん保険の市場開放など日本の政治はこの年次計画に基づいている。だからアメリカの要求に反発することはできない。民主党の小沢氏はこのことをよく知っている。」というご意見でした。

 これについては、私は理解できませんね。
 アメリカのがんじがらめの支配から日本が抜け出すことこそ、むしろ国民が豊かになる道ですから。日本の経済力を国民の為に使うことで、医療や介護、など福祉は充実できるのです。
 なんでも要求を呑んでいたら地球上のあらゆるところで行なわれる戦争に日本の若者を駆り出すことになりかねません。病気になったら国民誰もが受けられる医療保険制度を解体してアメリカ型の金のあるものだけが医療を受けられる制度にされかねません。

 私は朝、役所へ来るときに出あったご近所の方の言葉を思い出していました。
 「参議院選挙ではこのままではダメだと民主党に託したけれど、どうも泥舟に乗ったみたい」・・・と、今回の小沢氏の行動も民主党の慰留も国民は失望してるんです。



 肝心の演題に関しては「最近の監査傾向から考える」ということで
1、入札・談合について(随意契約、予定価格の98%で落札、工事は3割節減できる)
2、職員の不祥事について
3、予算を完全に消化し、執行することについて
4、公金支出に関する裏金問題
5、市議会の政務調査費問題
6、外部監査について(一定の基準を設けるべき)
と、6点にわたって意見を述べておられました。
いずれにせよ、職員、議会、監査が一体となってチェックすることが大事と結ばれました。


 研修会終了後、箕面市の監査委員会室を見学させてもらいました。
 窓から箕面と五月山連山が眺望できる明るい部屋です。なによりも監査委員会だけの独立した部屋でした。
 池田市の場合、行政委員会室となっていますので、監査委員会だけでなく公平委員会や選挙管理委員会が同じ部屋を使うことになっています。ですから独立した部屋というのがうらやましく思いましたね。  
by chieko_kakita | 2007-11-07 23:33