人気ブログランキング | 話題のタグを見る

元日本共産党池田市会議員垣田千恵子の日記です。 垣田千恵子のホームページにもリンクしていますのでTOPからご覧下さい。


by chieko_kakita
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

視察2日目は沼津市議会・音声認識システムです

 2007年11月15日
 議会運営委員会の視察2日目は、沼津市議会で音声認識による会議録作成支援システムについて勉強しました。

 沼津市は今日から4日間「第39回技能五輪国際大会」の開催で、世界46カ国から800人の選手と2500人の大会関係者が来ているとのことでした。町は外国の人が歩いていて大変国際色豊かな風情でした。

 技能五輪の方も興味がありますが、視察の目的は「沼津市の議会運営」の音声認識による会議録作成支援システムです。
 
 議会本会議と委員会の審議を音声認識し、即パソコンに文字化されるというシステムを実際に見学してその精度の高さにはびっくりしました。
 このシステムを導入する以前の沼津市議会は、池田市と同じようにテープで録音し、業者に反訳委託したり、委員会審査を事務局担当職員が直接テープ反訳したりと、相当な時間をかけて会議録を作成していたそうです。

 システム導入に際しては事前の音声登録が不要、不特定話者に対応できること、簡単に使用できるなどの理由でA業者を選定し、しかも議会特有の単語や沼津市の独自単語については特別にパソコンの辞書機能を強化したり、事務局のパソコンで処理できるようにするなど業者と共同で開発した上で導入したと説明がありました。
 導入後は、議事録作成が飛躍的にスピードアップし、会議録は本会議散会後15分程度で、委員会散会後は約1時間程度で文字化できるようになったそうです。
 ちなみに現在の池田市では3月の議会会議録は、次の6月議会の直前には出来上がっています。これでも私達はかなりスピードアップできてきたと思っていたのです。これが、15分でできるんです。もっともそのための職員は2名~4名必要ですが。
 業者委託は必要なくなるわけです。財政効果はアップしているといっておられました。
 また、現在のシステム(マイクとか機械)の認識精度は本会議で90~95%、委員会では65~70%程度だということでした。
 ほんとに驚きました。
 さらに、
 発声の際の「カツゼツ」が悪い人の認識ができないのではないかと質問しましたが、むしろ女性の甲高い声のほうが認識できないそうです。・・・これは意外でしたね。

 また、常任委員会や予算委員会の考え方、一般質問や総括質疑などについても勉強させていただきました。

 静岡での視察の二日間、天候に恵まれ移動のあいだも、どこからでも富士山がとてもきれいに見えました。これだけ富士山を満喫出来たことはありません。
by chieko_kakita | 2007-11-15 17:57