新型インフル問題経済産業省交渉
2009年 06月 17日
2009年6月17日
国会議員団近畿ブロック事務所による「新型インフルエンザ問題政府交渉」は、17日午前10時半に衆議院第2議員会館前に集合し、経済産業省(11時~12時)、厚生労働省(1時15分~2時15分)、国土交通省(2時30分~3時30分)という日程で行ないました。参加者は18名でした。交渉の概略経過を報告します。
そのまえに
私にとって「政府交渉よりも高いハードル」→→→【現地集合】
私は、過去にくつぬぎタケ子さん、村上弘さん、菅野悦子さん(いずれも当時の国会議員)とその時々の課題で政府交渉に参加したことが何回かありますが、だいたいが新大阪駅集合でした。
今回は現地(衆議院第2議員会館前)に集合ということですので、指定された場所へ時間通りに到着するかどうか、特に東京駅での乗換えがうまくいくか・・・かなり緊張しました。
前日から娘も心配して東京で新幹線をでてから丸の内線への乗換えをことこまかく説明し、しかも東京駅の地図まで私の携帯に入れてくれるなど念入りな指導(?)。
お蔭で迷わず到着することが出来ました。やれやれ
経済産業省では
新型インフルエンザの感染拡大に伴い経済活動を停止せざるを得なくなった中小業者、商店、商店街、介護施設などの損失補償、特別な支援措置などの要求とともに信用保証制度の拡充や無利子、無担保無保証人の緊急融資制度の創設を求めました。
申し入れ書はすでに提出済みでしたのでまず、
経産省中小企業庁・餅田企画課長から回答がありました。
経済産業省では中小企業3団体へ調査を行なった結果、新型インフルエンザ発生以降、修学旅行をはじめとした旅行のキャンセルが数多く発生し、関西における観光・集客サービス関連産業や地域商店街に大きな影響が出ていることを踏まえ、昨日新たな支援策を取りまとめ、「関西観光・集客サービス活性化支援パッケージ」について記者発表した。
「地域経済を活性化するため、商店街が消費を刺激する取り組み支援」として商店街振興組合、商工会議所、商工会、事業協同組合、NPO法人、社会福祉法人等が行なう事業計画に3分の2の補助をする」内容。
新型インフルで関西が特に打撃を受けていることは承知してもらえたようですが、参加者からは「冷え込んでいる商店街に3分の1の負担を求めるのはムリ」「むしろ損失補てんで救済を」というのが強い声でした。
そして神戸、奈良、京都の観光地の更に詳しい実態と要望が述べられました。
神戸の南京街、
神戸牛のステーキ店では「安心宣言」をした後、6月に入っても発生前の3~4割しかひと(客)が戻ってこない。みやげ物店では食べ物店より更に悪い状況。緊急融資だけでは間に合わない。損失補償をしてもらいたい。
奈良からは
昨日、初感染者が確認された。(これまで感染者は出ていなかった)
にもかかわらず、修学旅行の予約のキャンセルが相次いだ。ある旅館では10日間閉めた。修学旅行はキャンセルしてもまた時期をかえて来られるかもしれないが旅館の方では次の予約の関係でうまく受けられない。また、観光の裾野とも言うべき食材を扱う業者やみやげ物店でも売り上げが極端に減少している。
法隆寺近くのアイセンターでは例年1400台のバスが駐車するが、700台にまで減っている。
信貴山の旅館では2800人のキャンセル。約3000万円の損失が出ている。
京都
修学旅行のキャンセルで16億円の損害が出た(5月25日)
錦市場では旅館への納入がパッタリなくなった。新京極でも半減。旅館、タクシー業界も深刻。
保津川くだりでは5922人のキャンセルで歩合制の船頭さんの収入が激減。湯の花温泉では12000人のキャンセル。清水寺界隈は普段は渋滞する地域だが、全く人出がなかった。
など等大阪、滋賀などからも実態が出され融資よりも損失補てんを求めました。
数年前、京都で起こった鳥インフルエンザの時には損失補てんが行なわれたのですから、ましてや今回の事態は全国規模でおこっていることではなく関西という限定された地域で起こっているのですから実行すべきです。
緊急対策の不充分な点を指摘する宮本たけし前参議院議員。
厚生労働省交渉は次回に。
国会議員団近畿ブロック事務所による「新型インフルエンザ問題政府交渉」は、17日午前10時半に衆議院第2議員会館前に集合し、経済産業省(11時~12時)、厚生労働省(1時15分~2時15分)、国土交通省(2時30分~3時30分)という日程で行ないました。参加者は18名でした。交渉の概略経過を報告します。
そのまえに
私にとって「政府交渉よりも高いハードル」→→→【現地集合】
私は、過去にくつぬぎタケ子さん、村上弘さん、菅野悦子さん(いずれも当時の国会議員)とその時々の課題で政府交渉に参加したことが何回かありますが、だいたいが新大阪駅集合でした。
今回は現地(衆議院第2議員会館前)に集合ということですので、指定された場所へ時間通りに到着するかどうか、特に東京駅での乗換えがうまくいくか・・・かなり緊張しました。
前日から娘も心配して東京で新幹線をでてから丸の内線への乗換えをことこまかく説明し、しかも東京駅の地図まで私の携帯に入れてくれるなど念入りな指導(?)。
お蔭で迷わず到着することが出来ました。やれやれ
経済産業省では
新型インフルエンザの感染拡大に伴い経済活動を停止せざるを得なくなった中小業者、商店、商店街、介護施設などの損失補償、特別な支援措置などの要求とともに信用保証制度の拡充や無利子、無担保無保証人の緊急融資制度の創設を求めました。
申し入れ書はすでに提出済みでしたのでまず、
経産省中小企業庁・餅田企画課長から回答がありました。
経済産業省では中小企業3団体へ調査を行なった結果、新型インフルエンザ発生以降、修学旅行をはじめとした旅行のキャンセルが数多く発生し、関西における観光・集客サービス関連産業や地域商店街に大きな影響が出ていることを踏まえ、昨日新たな支援策を取りまとめ、「関西観光・集客サービス活性化支援パッケージ」について記者発表した。
「地域経済を活性化するため、商店街が消費を刺激する取り組み支援」として商店街振興組合、商工会議所、商工会、事業協同組合、NPO法人、社会福祉法人等が行なう事業計画に3分の2の補助をする」内容。
新型インフルで関西が特に打撃を受けていることは承知してもらえたようですが、参加者からは「冷え込んでいる商店街に3分の1の負担を求めるのはムリ」「むしろ損失補てんで救済を」というのが強い声でした。
そして神戸、奈良、京都の観光地の更に詳しい実態と要望が述べられました。
神戸の南京街、
神戸牛のステーキ店では「安心宣言」をした後、6月に入っても発生前の3~4割しかひと(客)が戻ってこない。みやげ物店では食べ物店より更に悪い状況。緊急融資だけでは間に合わない。損失補償をしてもらいたい。
奈良からは
昨日、初感染者が確認された。(これまで感染者は出ていなかった)
にもかかわらず、修学旅行の予約のキャンセルが相次いだ。ある旅館では10日間閉めた。修学旅行はキャンセルしてもまた時期をかえて来られるかもしれないが旅館の方では次の予約の関係でうまく受けられない。また、観光の裾野とも言うべき食材を扱う業者やみやげ物店でも売り上げが極端に減少している。
法隆寺近くのアイセンターでは例年1400台のバスが駐車するが、700台にまで減っている。
信貴山の旅館では2800人のキャンセル。約3000万円の損失が出ている。
京都
修学旅行のキャンセルで16億円の損害が出た(5月25日)
錦市場では旅館への納入がパッタリなくなった。新京極でも半減。旅館、タクシー業界も深刻。
保津川くだりでは5922人のキャンセルで歩合制の船頭さんの収入が激減。湯の花温泉では12000人のキャンセル。清水寺界隈は普段は渋滞する地域だが、全く人出がなかった。
など等大阪、滋賀などからも実態が出され融資よりも損失補てんを求めました。
数年前、京都で起こった鳥インフルエンザの時には損失補てんが行なわれたのですから、ましてや今回の事態は全国規模でおこっていることではなく関西という限定された地域で起こっているのですから実行すべきです。
緊急対策の不充分な点を指摘する宮本たけし前参議院議員。
厚生労働省交渉は次回に。
by chieko_kakita
| 2009-06-17 21:42