「学校警備員の継続を求める陳情」は賛成少数で不採択
2009年 06月 26日
2009年6月26日
25日の本会議で、20数人の傍聴者が見守るなか「学校警備員の継続を求める陳情」について採決が行われ、賛成少数でで不採択となりました。
藤原みち子議員が提案した「池田市商業振興基本条例」も賛成少数すなはち日本共産党議員5人以外は反対で否決されました。
22日に提出している5本の意見書案のうち「保険でよい歯科医療の実現を求める意見書」のみが他会派の賛成を得て池田市議会の総意として採択されました。
以下は「学校警備員の継続を求める陳情」について日本共産党議員団を代表して難波議員がおこなった賛成討論の全文です。
私は、日本共産党議員団を代表して、受付番号2「学校警備員の継続を求める陳情」について、ただいまの委員長報告に反対し、本陳情を採択するに賛成の立場で討論を行います。
今回、学校警備員の継続を求めて市議会へ陳情されたのは、新日本婦人の会池田支部からの1件のみですが、「今の学校警備員配置を継続して、子どもの安全・安心を確保してほしい」という保護者・市民の願いは大変強いものがあります。
委員会審議の中でも、秦野小学校PTAをはじめ3校のPTAが、警備員存続を求める多くの保護者の署名を集めて、市長に要望されていることが明らかになりました。
学校警備員の配置は、大阪教育大付属池田小児童殺傷事件・寝屋川市の教員刺殺事件など悲惨な事件の続発を契機に、学校や子どもの安全を守るために大阪府が警備員を配置する費用を補助する制度を創設し、2005年度から実施されてきたものであります。
ところが池田市は、大阪府が補助を2010年度末で打ち切ることを見越して、早々と2学期から学校警備員を廃止する方針を打ち出しました。陳情書にもあるように、「近隣の豊中市・箕面市が今年度も継続しているにもかかわらず、事件の起きた地元の池田市が、近隣に先駆けて学校警備員を廃止することは許されない。継続すべきだ」との思いは、多くの保護者・市民の共通するところではないでしょうか。
陳情者は、警備員の役割として「校門に制服姿の警備員が立って、声をかけ、見守ることが、犯罪の抑止力になっている」とし、「この警備員の役割は、通学路などを巡回するスクールガードリーダーでは、十分に果たすことは出来ない」と指摘しています。
池田市議会においては、昨年の6月議会で「学校警備員への補助金を廃止しないよう求める意見書」を全会一致で採択しています。その中で「子どもや教職員が安心して学校生活を送るためには学校警備員配置の継続は不可欠である」と警備員の役割を高く評価し、池田市議会の総意として継続を求めています。したがって、本陳情は、全会一致で採択するのが当然であります。
いま、どの校区でも地域ぐるみで安全パトロールや通学路の見回りが行われており、ある小学校のPTAは、自分たちでできることをやろうと、輪番で学校の玄関付近に立って子どもの見守り活動を行うなど、保護者も警備員さんと協力して安全を守るために努力をしておられます。
学校警備員の配置を2学期以降も継続することを求める本陳情は、学校や子ども達の安全を守りたいという切実な願いの発露であり、ぜひとも採択すべきであります。
以上、受付番号2「学校警備員の継続を求める陳情」採択に賛成の討論とします。
25日の本会議で、20数人の傍聴者が見守るなか「学校警備員の継続を求める陳情」について採決が行われ、賛成少数でで不採択となりました。
藤原みち子議員が提案した「池田市商業振興基本条例」も賛成少数すなはち日本共産党議員5人以外は反対で否決されました。
22日に提出している5本の意見書案のうち「保険でよい歯科医療の実現を求める意見書」のみが他会派の賛成を得て池田市議会の総意として採択されました。
以下は「学校警備員の継続を求める陳情」について日本共産党議員団を代表して難波議員がおこなった賛成討論の全文です。
私は、日本共産党議員団を代表して、受付番号2「学校警備員の継続を求める陳情」について、ただいまの委員長報告に反対し、本陳情を採択するに賛成の立場で討論を行います。
今回、学校警備員の継続を求めて市議会へ陳情されたのは、新日本婦人の会池田支部からの1件のみですが、「今の学校警備員配置を継続して、子どもの安全・安心を確保してほしい」という保護者・市民の願いは大変強いものがあります。
委員会審議の中でも、秦野小学校PTAをはじめ3校のPTAが、警備員存続を求める多くの保護者の署名を集めて、市長に要望されていることが明らかになりました。
学校警備員の配置は、大阪教育大付属池田小児童殺傷事件・寝屋川市の教員刺殺事件など悲惨な事件の続発を契機に、学校や子どもの安全を守るために大阪府が警備員を配置する費用を補助する制度を創設し、2005年度から実施されてきたものであります。
ところが池田市は、大阪府が補助を2010年度末で打ち切ることを見越して、早々と2学期から学校警備員を廃止する方針を打ち出しました。陳情書にもあるように、「近隣の豊中市・箕面市が今年度も継続しているにもかかわらず、事件の起きた地元の池田市が、近隣に先駆けて学校警備員を廃止することは許されない。継続すべきだ」との思いは、多くの保護者・市民の共通するところではないでしょうか。
陳情者は、警備員の役割として「校門に制服姿の警備員が立って、声をかけ、見守ることが、犯罪の抑止力になっている」とし、「この警備員の役割は、通学路などを巡回するスクールガードリーダーでは、十分に果たすことは出来ない」と指摘しています。
池田市議会においては、昨年の6月議会で「学校警備員への補助金を廃止しないよう求める意見書」を全会一致で採択しています。その中で「子どもや教職員が安心して学校生活を送るためには学校警備員配置の継続は不可欠である」と警備員の役割を高く評価し、池田市議会の総意として継続を求めています。したがって、本陳情は、全会一致で採択するのが当然であります。
いま、どの校区でも地域ぐるみで安全パトロールや通学路の見回りが行われており、ある小学校のPTAは、自分たちでできることをやろうと、輪番で学校の玄関付近に立って子どもの見守り活動を行うなど、保護者も警備員さんと協力して安全を守るために努力をしておられます。
学校警備員の配置を2学期以降も継続することを求める本陳情は、学校や子ども達の安全を守りたいという切実な願いの発露であり、ぜひとも採択すべきであります。
以上、受付番号2「学校警備員の継続を求める陳情」採択に賛成の討論とします。
by chieko_kakita
| 2009-06-26 21:23