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元日本共産党池田市会議員垣田千恵子の日記です。 垣田千恵子のホームページにもリンクしていますのでTOPからご覧下さい。


by chieko_kakita
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総務委員会で中西昭夫議員の資格問題を審議

 2006年6月22日
 今日の総務委員会では市長からの議案を審議した後、午後2時45分から「中西昭夫議員の資格決定について」審議が行なわれたので傍聴しました。
 この事件の関係者への質疑は、3回に分けて行なわれました。まず被要求者・中西昭夫議員にたいして、次に理事者(市長、両助役、総合政策部長、総務部長、市民生活部長)にたいして、最後に要求者(辻隆児議員、吉本光夫議員と柿原高弘議員)へという順番です。それぞれが同席することなく、質疑が終わると委員会室から退場してもらっていました。また、質疑の時間はいずれも約一時間と決定されていたようです。
 傍聴席は議員で満席状態。各新聞社(朝日、読売、毎日、産経)の記者が取材する中で5時ごろまで慎重に審議が行われました。

 中西議員のほうからは、資料配布の要求が出され、委員会が了承し配布されました。
 中西議員は、配布資料の説明に入る前に「要求者からだされた証拠書類は証拠書類たりえないもの」だと異議を表明。委員会の委員も少しもたつきましたが、それも踏まえて資料説明をすることになりました。
 主な内容は、「契約の説明が不十分なまま自書捺印をした。ごみ指定袋取扱店が少ないので市民の利便を考えて取扱店になった。証拠書類として(要求者から)出された単価契約書は、証拠として不十分。自分が提出した資料が正しい」というものでした。
 その後の質疑では、市が行なった販売店向けの説明会の参加日時、そのとき出された資料の内容、契約後に一括前納したときの手数料はいくらだったかなどの質問には「知りません」との答え。また辻前議長からこの契約について指摘を受けた日と契約解除の日が、同じ日であるがとの質問に「まったくの偶然だ」と答弁しました。
 契約解除に伴う清算は、5月9日契約解除、5月22日商品引きあげ、から6月16日清算完了まで日数がかかったのは、商品の残数と精算金が双方で合わなかったからだとのことでした。
 
 自民党の委員からは、「委員会でこのような審議をするのは耐え難い思いだ。知らんかったでは済まされない。清算も済んでいる。契約は完了している。自ら進退を処すべきと考えるが」と質したのに対し、
 中西議員は「勧告があってもやめない。家族、親族、支持をしてくれている市民の思いがある。私は最後までやってみたい。法のみで判断するのではなく理性と法が大事。92条の2に該当するかどうか、請負が幅広くなっているときに、新たな法解釈を探ることこそ大事だと考える。辞任しないで最後まで理解を得るための努力を続けます」と。

 その後、理事者に対して質問を行い。要求者へも質問がおこなわれましたが、結局総務委員会はこれを全会一致で請負契約と認定し,中西昭夫議員の資格はないと決定しました。
 委員会の決定は28日の本会議で冒頭に総務委員長から報告を行い、採決をします。
 本会議場で出席議員の3分の2以上が総務委員長報告に賛成すると、中西議員は失職します。

 大変重苦しい委員会だと感じたのは私だけではないでしょう。今日は大変疲れました。
 
(追記)
 その後、議会棟の廊下で中西昭夫議員とすれちがいました。「大変なことになった。私は裁判で必ず逆転して見せます。」と私に語っていました。
 
 今後この問題がどのような展開をするのか。
 議会としても請負か否かと判断するときに、請負ではないという結論は出せないと考えます。請け負い契約だけれども「まあまあ、いいじゃないか」という結論も出せない。
 自民党の議員が言った「耐え難い思い」は、すべての議員が感じていることだと思います。
 とにかく、今日は疲れました。
 

 
by chieko_kakita | 2006-06-23 00:34