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元日本共産党池田市会議員垣田千恵子の日記です。 垣田千恵子のホームページにもリンクしていますのでTOPからご覧下さい。


by chieko_kakita
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例月出納検査と工事監査

  2008年1月29日
 知事選挙が終わった翌日28日に12月分の例月出納検査。そして今日29日は工事監査とつづきました。
 今回は下水処理場の工事監査です。監査で知りえた情報はむやみに漏らしてはいけないことは当然ですが、市民誰でもが見学できる範囲に限定してデジカメ撮影してきましたので公開します。
 下水処理場は、市民生活を快適に過ごす上でなくてはならない施設です。ところが意外と知られていないのです。
 池田市下水処理場で処理をしている範囲は五月山山麓の南側から箕面川以北までの地域です。計画処理人口79,800人、計画処理能力58,100㎥/1日ですが、現在は50,000㎥/1日だそうです。

 ちなみにそれ以外の地域(箕面川以南の石橋地区、旭丘、新町の一部と細河地区)は猪名川のずっと南・豊中市の原田処理場で処理されています。

 工事は2系最終沈殿池3槽目と4槽目の汚泥を緩やかにかき出す装置のチェーンの交換等です。3槽目の沈殿池は2層式になっていますが空っぽにしてありました。
例月出納検査と工事監査_b0049029_0455643.jpg
工事箇所です。
 見えている底の部分は2層式の上の部分です。
 大阪技術振興協会からこられた技術士の方が処理場の技術者とともに下まで降りていって専門的な実査をされました。その後、会議室で技術士と代表監査委員による講評が行なわれました。


 
 各家庭から排出された下水が処理場に来るとまず、最初沈殿池で汚泥を下に沈めます。次の反応タンクで微生物を加え空気とともに攪拌、最終沈殿池で微生物入りの汚泥を下に沈めます。この段階でうわずみ水はかなりきれいになっていますが、さらに滅菌池で大腸菌などを滅菌して猪名川へ放流します。放流については処理場のすぐ川下に伊丹市や川西市の水道取水口があるので、2km下流で放流しているのです。


 ところで、最初沈殿池と最終沈殿池で沈めた汚泥はどうなっているか・・・ですが、今回の監査では関係ありませんが、どうしても見ておきたいと思いまして見学させてもらいました。
 沈んだ汚泥は濃縮し、水分を取り固形物にします。これを脱水ケーキと呼びます。
 以前からケーキという名前に興味を持っていたのです。
 現場では、なんと!「なまケーキ」と呼んでいるようでした。
 残念ながらタイミングが悪くて「生ケーキ」は見ることが出来ませんでした。

例月出納検査と工事監査_b0049029_045350.jpg
 流動焼却炉です。
 脱水ケーキは焼却炉で800度以上で焼き焼却灰にします。
 そしてこの灰は、大阪湾のフェニックス処分場へ運ばれるのです。


例月出納検査と工事監査_b0049029_0464194.jpg 
 
 ちょうど焼却灰を運搬してこられたところを見ることが出来ました。
 焼却炉で石灰を混ぜ、加水処理をするので焼却灰からは大量の蒸気が出ていました。
 
 
 ヘルメットに作業用防寒具、軍手にブーツといういでたちで臨みましたが、工事現場では現地の説明にただただ感心するばかりでした。
by chieko_kakita | 2008-01-29 23:33